2025.11.21.Fri
今日のおじさん語録
「要するに、その土地で食うものを食え。/獅子文六」
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ボンジュール!<br />
お仕事
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連載/bonjour ボンジュール! お仕事

デザイナー・松島紳の
哲学を間近で学ぼう!
カンタータの直営店
「クリシェ」がスタッフ募集

現在募集中

販売スタッフ

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おかげさまで多くの応募が寄せられている「ぼくのおじさん」の求人広告。今回は日本を代表するラグジュアリーカジュアルブランド、カンタータの直営店「クリシェ」で働く販売スタッフを募集します! デザイナーであると同時に運営会社「カルネ」の代表を務める松島紳さんが、この求人にかける思いをときに厳しく、ときに優しく、率直なことばで語ってくれました。

カンタータの松島紳さんって
どんな人?

実は「ぼくのおじさん」の編集人は、20年以上のキャリアをもつファッションエディター。洋服やプロダクトについてはひとよりちょっとだけ詳しいのが自慢で、海外のデザイナーズブランドからビスポークテーラーまで、世界中の素晴らしいものづくりの現場を見て、実際に身につけてきました。

そんな編集人が10年ほど前に出会って、衝撃を受けたブランドがカンタータ。ジーンズやチノパン、ミリタリーウエアといったカジュアルをベースにしながらも、ラグジュアリーメゾンを凌駕するつくり込みと、贅沢なオリジナル生地で再構築したMADE IN JAPANの洋服は、高価ながら今までに全く見たことのない輝きを放っていました。

これは全く新しい価値観だ・・・!

松島さんは1990年北海道生まれ。地元の高校を卒業後、文化服装学院を経てコレクションブランドの企画生産部門で活躍。2015年に独立し創業したのが「カンタータ」だ。ファッションデザインだけでなく、そのものづくりの全工程を知り尽くした、数少ないクリエイターのひとりです。

さらに驚かされたのが、このブランドを設立したデザイナー、松島紳さんのキャラクターです。当時はまだ25歳だったというのに、日本中の優れた機屋や縫製工場を知り尽くして、百戦錬磨の職人たちから信頼され、誰もやりたがらないような面倒な注文を通しまくっている。しかも洋服に詳しいのは当然ながら、食への造詣や探究心も驚くほど深く、超がつく本格派。ハイレベルな服と食と美術工芸の話をシームレスに繋げて語ることができる25歳なんて、編集人はいまだかつて会ったことがありません!

実際に話してみてわかったのは、彼が「なぜこの服がカッコいいのか?」「なぜこの料理が美味しいのか?」という根源的な問いを常に追い求め、その答えを迷いなくプロダクトや言葉で表現できる、数少ないクリエイターだということ。彼と会うと、なんだかデザイナーじゃなくて、哲学者と話しているような気分になってくるんです。

そんな出会いからはや10年。カンタータは日本に類例のないラグジュアリーカジュアルブランドへと成長し、代々木八幡ではその直営店でありセレクトショップでもある空間「クリシェ」を運営しています。

というわけで、ここからが本題。今回募集するのは、そんな松島紳さんが運営する「クリシェ」で働くスタッフです! 

各ジャンルにおける
本物だけを扱うショップ

代々木公園のほど近く、緑豊かな住宅街にショップを構える「クリシェ」。風通しがよく、気持ちいい光が入ってくる空間です。
松島さん、お久しぶりです! 改めて、この「クリシェ」というショップについて教えてください。

松島 ぼくのつくったカンタータの服をもっと皆さんに見てもらえる場所をつくりたかったのと、それ以外にも素晴らしいものがあるよ、ということを伝えたかったんです。たとえば眼鏡のように工業製品的なプロダクトは、ぼくのビジネスの枠には収まりきらない部分もありますが、そういうものもご提案したい。なので値段に関係なく、靴下1足だろうと各ジャンルにおける「松竹梅」の〝松〟だけを紹介するのが、このショップの役割です。

お客さんはどんな方々が多いですか? 

松島 ご職業は本当にさまざまですが、皆さんに共通しているのは〝所作や言動が整っていること〟なんです。ブランドの服を着ていなくても、立ち居振る舞いで顧客の方だとわかってしまう(笑)。

だから、接客においては言葉遣いひとつ、メールの返信ひとつを丁寧に扱うことを大切にしています。

今回は、そうした姿勢を一緒に育てていける方を募集します。



カンタータをはじめ、松島さんの審美眼にかなった厳選された商品が揃う「クリシェ」。松島さんに「なぜこの服を選んだのか?」と聞くだけでも、マニアックかつ哲学的な話が次々と湧いてくる。
となるとやっぱり洋服に詳しい、洋服好きということが大切なポイントになりますか?

松島 それは最低限ですね。面接に来る人とぼくの共通言語って、人間であることを除いたら洋服くらいしかないですから。だとしたら、せめて洋服だけは「はっきりと好き」と言ってほしい。当然ビジネスでやっているわけですが、洋服が好きで好きでたまらないという人のほうが、ぼくは好きですね。

松島さんがすごすぎて、生半可な知識で「詳しい」とは言いにくそうですが(笑)。

松島 ぼくは自分がすごいなんて思ってないですよ。今は誰でも調べられる時代だし、分解でもすれば誰でもわかることなので、すぐに追いつけます。もちろん明日までに全ジャンルの知識を身につけるのは無理だから、3ヶ月でデニムについては誰よりも詳しくなっていよう、みたいな考え方で働いてくれる人が好きかな。まあ、その頃にはぼくはもっと先を走っていますが・・・(笑)。でも山下さん、もしも徹底的に調べてもわからなかったらどうしますか?

・・・いや、さすがに諦めますよね。それか「わからない」と言っちゃう。

松島 ぼくの場合は「仮説」を立てるようにします。その仮説が新しいプロダクトにつながることもあるので。詳しいからこそ、自分の知らない領域を意識できる。そこから先が、ものづくりの面白いところだと思います。

なるほど〜。調べること、考えることが大切なんですね。仕事のやり方を教えてくれる人はたくさんいても、意外と考え方を教えてくれる人って、少ないかもしれませんね。しかもそれを言語化できる人はさらに少ないし。

松島 説明できないことって、なんだか気持ち悪いんです。〝美味しい〟にも〝カッコいい〟にも理由があって、それを説明できたほうが再現性が高いじゃないですか。だから言語化って大切だと思うんですよね。

話し上手よりも
聞き上手がいい

松島さんが販売スタッフに求める要素ってなんですか?

松島 プロなので、服に詳しいのは当たり前ですが、そのうえで、話がうまい人よりも「話を聞くのがうまい人」であってほしいですね。言葉遣いの優しさや、身なりの清潔感にもつながってきます。

ぼくが時々伺うお店に、心から尊敬している販売員の方がいます。

その人と話すと、自分でも驚くほどいろんなことを話してしまうんですよ。初対面なのに、気がついたら連絡先を交換していました(笑)。

それくらい〝聞く力〟がある。

松島さん自身もいろんな分野の一流のサービスやホスピタリティを知っているわけですよね。

松島 そうなんですけど、それって別にお金持ちじゃなくても受けられるんですよ。一流のホテルには泊まれなくても、カフェでお茶くらいできるわけだし、エルメスに行っても絶対に買わないといけないわけじゃない。ウチも含めて、もちろん冷やかしで来てもらいたくないけれど、若い人がそのサービスをいつか買いたいという気持ちで行くのは自由だし、その気持ちが伝われば絶対にないがしろにはされないと思うんです。

アパレルの一流の販売スタッフは、その他のジャンルにおける一流の接客を学んでいたりしますよね。

松島 むしろ洋服以外のサービスマンに興味を持って学ぶことが、この仕事で成長するうえで大切なことだと思います。

向上心って大切ですよね。ちなみに「クリシェ」で扱っている商品はほぼメンズということになりますが、女性でも大丈夫ですか?

松島 それはもちろんです。ぜひお会いしたいですね。

成長し続けられる
職場であるために

「クリシェ」のスタッフは、こういう仕事では珍しく固定で連休が取れるんですね。

松島 さすがに土日休みたい、と言われると難しいですが、連休はあったほうがいいと思っています。3日働いて1日休み、のようなシフト制だと、体のリズムが整いづらいですから。

給与や社員割引なども、かなり充実しているように思えます。

松島 東京と地方のショップを較べたとき、当然かかる家賃や経費は全く違うわけですが、かといって洋服そのものの値段は全国どこでも変わりませんよね? そういう意味で、東京のショップはとても難しい局面に立たされていると思うんです。それでも、ぼくたちの仕事は、洋服が好きで、実際に買って身につけて学ばなければ成長できない。だからこそ待遇面については、できる限り整えるようにしています。

カンタータの
ものづくり哲学について

ミニマリストである松島さんが選ぶ洋服や靴には、すべて理由がある。その話を聞いているだけでも、審美眼が磨かれるようです。
最近は日本におけるものづくり環境はずいぶん変わっていると聞きますが、やはりカンタータの服にも影響はあるんですか?

松島 基本的にぼくの服づくりにおける考え方は、創業以来変わっていません。この業界の誰もが崇めるような工場と一緒に、糸1本から世界で最上級の服をつくっています。はっきり言ってそういう工場って、不況といっても全く仕事に困っていないんですよ(笑)。ただ、職人さんの高齢化による廃業などで、この10年で「物理的にできなくなったこと」は確実に増えています。これから先、国内で服をつくることはますます難しくなるでしょう。だからこそ今のうちに、違うやり方で、さらに上をいくクオリティのものをつくれるよう準備をしておかなくてはいけないと思っています。

松島さんはブランド創業時から日本トップの工場の信頼を勝ち得てものづくりをしてきたわけですが、20代半ばにしてそれができたのには、何か秘密があるんですか?

松島 いや、うちの工場は日本じゃなくて〝世界で〟トップです。別に特別なことは何もしていませんが、職人さんと同じ目線で話すことは大切にしてきたと思います。特別なことをしてきたわけではないんです。相手を〝職人さん〟だからといって必要以上に持ち上げるわけでもなく、かといって単なる取引先として距離を置くわけでもなく、同じ仕事をしている人として自然に接してきただけで。

工場に行くときも、何かをご馳走してもらう目的で行くわけじゃない。そういう軽いノリは昔からどうも苦手で。

現場の空気に身を置きながら作業を見せてもらい、必要な話をして、同じ温度で時間を過ごす。その積み重ねのなかで、「松島の仕事ならやるよ」と言ってもらえるようになったんだと思います。

結局のところ、難しいことではなくて、仕事相手として、ひとりの人として、まっすぐ向き合う。たぶんそれだけなんですよ。

プロとしての意識を
持ち続けるために

普段スタッフの方には、どんなことを教えているんですか?

松島 この店で働くスタッフには、「仕事に規則性を持たせること」を常に伝えています。今この店にお客様が入ってきたとして、誰が社員で誰がアルバイトかなんて、わかりませんよね。だから、この場に立った瞬間に、全員がプロでなくてはいけない。

接客を受けるお客様の気持ちからすれば、ぼくたちはいつだって「4番バッター」であるべきなんです。

責任重大な仕事ですよね。

松島 責任が重いというより、ウチじゃなくとも店頭に立つ以上は〝プロ〟であるべきだと思うんです。

たとえ今は経験が浅くても、4番を〝演じ続ける〟必要がある。毎日ホームランを狙うためには、考えることをやめられないし、そのためのトライアンドエラーも避けて通れません。

うまくできなかった日は、家に帰って人より勉強する。そういう積み重ねが、自分の力になっていくんだと思います。

もちろん就業時間を守ることも大切ですが、この職場だけで完結する仕事だとは思ってほしくないですね。

今はなかなか言いにくくなっていることですが、どんな仕事でも一流になるためには、通らなくてはいけない道がありますよね。

松島 仕事って、自分を整えるところから始まると思うんです。

毎朝決めた時間に起きるとか、生活のリズムを乱さないとか、そういう小さな決めごとを自分に課す。誰かに言われたからではなく、自分で自分を律する習慣を持つことで、頭も手も早く動くようになる。

それに、規則性のある毎日を積み重ねていると、ちょっとした〝ズレ〟にすぐ気づけるんですよ。

いつもと同じ動きをしているからこそ、イレギュラーがイレギュラーとして浮き上がる。

その違和感に早く気づければ、対処もできるし、先回りもできる。

逆に、自分を整えないまま動いていると、何がズレなのかもわからず、ただ慌てるだけでミスにつながる。

結局のところ、自分をコントロールできる人が、仕事でも成果を出せるんだと思います。

社長としての松島さんのやり方は、箸の上げ下げまで教え込むというよりも、自分なりに考えろ、ということなんですね。

松島 そうですね。できれば細かいことは言いたくないんです。まずは自分で考えて動いてほしい。それでもうまくいかなかったら、そこで初めて教えればいいと思っています。

そもそも、考える力って本来は会社や学校で学ぶものじゃなくて、もっと手前の、〝家〟で身につくことだと思うんですよ。日常の中でどう振る舞うか、どう判断するか──そういう部分がそのまま仕事にも出る。だからこそ、自分で考える癖があるかどうかが、一番大きいんです。

考える力って大事ですよね。

松島 自分の頭で考えられないと、この先どこに行っても苦しくなると思うんです。

だからぼくがスタッフに伝えたいことは、結局のところ「もっと考えてほしい」という、それだけなんですよね。

自分で考えられたら応用だって効きますからね。

松島 そうなんです。たぶんぼく、家具だってつくれるし、クルマも家も売れますよ(笑)。規則性をもって、清潔感ある身だしなみで仕事して、ちょっとしたことを大切にやり続けられれば、みんなだってそうなれると思います。

ショップで出しているエビアンにも、もちろん意味がある。冷えているときと常温のときの味の差や、その理由を〝言葉にして説明できる〟ところまで理解しているのが松島さんなんです!
そういう思考法を松島さんの隣で学べるという意味では、最高の修行の場でもありますねえ。

松島 ぼくはそれほど怒ることもないですけど、〝精神と時の部屋〟みたいな場所と言われることもありますね(笑)。

成長したい人は集まれ!という感じですね。

「クリシェ」で働く
石橋拓也さんの場合

24歳とは思えない物腰柔らかでソフトな人柄のスタッフ、石橋拓也さん。
それでは「クリシェ」で実際に働かれているスタッフの石橋拓也さんにも、お話を伺ってみたいと思います! 石橋さんはどのくらい働かれているんですか?

石橋 約1年半です。4年制大学を卒業して、新卒でここに就職しました。なので、まだ24歳ですね。

なんと24歳! しかし大学生でカンタータの魅力に気付くなんて、なかなか通ですね(笑)。

石橋 正直いうと、高価なので実際に着たことはなかったのですが(笑)、洋服好きだったのでカンタータのことは当然知っていました。もともとアパレル業界に絞って就職活動をしていたのですが、これくらいの規模感で、私の好きなブランドを扱っているところを探していたので、こちらに履歴書を送りました。

松島さんに初めて会った時の第一印象は?

石橋 今はだいぶ慣れましたが、最初はかなり緊張しました(笑)。松島はストイックですし、カンタータの服を見ればわかるように、ほかではできないようなことをやっている人なので。

それはよくわかります(笑)。

石橋 ただ、一緒にいると洋服の見方はもちろん、それ以外の分野においても大切な話を聞かせてもらえますし、今まで気にしたことがないようなことにも、意識が向くようになるというか。なので本当に勉強になりますね。なんというか、普通の人が10年かかるところを、1年で学ばせてもらっているような気になります。

確かに〝精神と時の部屋〟ですね(笑)。では、松島さんが彼を採用したポイントはどこですか?

松島 手書きの履歴書でしたね。履歴書って、丁寧に書こうとすると意外と1時間くらいかかるじゃないですか。最近は手書きでも修正液を使う人も多いんですが(笑)、字のうまい下手ではなく、「丁寧さ」が伝わる人はポイントが高いです。もしぼくみたいに字が汚くて手書きが嫌なら、イラストレーターでフォーマットからつくる、という方法だってある。そういう「ひと手間」をかけられるかどうか、ですね。

石橋さんはどんな性格なんですか?

石橋 どちらかというと几帳面かもしれませんね。私たちの仕事は洋服の触り方ひとつとっても小さなことに気を遣わなくてはいけないので、それは大事だと思います。

確かに所作というか洋服の触り方が丁寧ですね。

石橋 ハンガーにかかった洋服の肩を持たないとか、そういうことには気を遣っていますね。

松島 襟は洋服の〝顔〟ですし、肩は構造線のひとつなので、とても崩れやすい。もちろん自分の服ならどう扱ってもいいんですが、お客様のものになる服は、そうはいかないですよね。

なるほど〜! やっぱりそういうことに気がつける人がこの仕事に向いているんですかね?

石橋 そうですね。あとは洋服が本当に好きで、責任感のある人に向いていると思います。雑な人や適当な人には難しいんじゃないかと思います。

1店舗なわけだし、ごまかしがききませんからね。松島さんに叱られたことなんてあるんですか?

石橋 いろいろあるんですが(苦笑)、先のことを考えずに適当な仕事をしていたときは、やはり注意されますね。

じゃあ、逆に褒められたことは?

石橋 ないかもしれません(笑)。まだその段階に至っていないというか。

松島 もちろん成長はしています。ただ、そこで満足したら終わりです。この仕事は止まった瞬間に遅れる世界なので、ひと息ついていられるほど甘くない。

それに、褒められることを目標にしても意味がないですよ。褒めてくれるのなんて、お母さんくらいですから(笑)。

入社後1年半ということですが、どんなお仕事をされているんですか?

石橋 この店舗の運営と、バイイング。あとはつくりたいものがあったら松島に相談するという形で、ショップオリジナル商品の開発にも携わっています。

なんと、20代前半にしてすでにバイイングもされているんですね! それって石橋さんが特別仕事ができるとか・・・?

松島 もちろん能力はありますが、うちは〝みんなでやる〟というスタイルなんです。

ぼくはほかのブランドさんから見れば同業者にあたるので、なるべく展示会には行かないようにしています。最終的な判断はするにしても、やると決めたことはある程度任せる。そういうやり方のほうが、スタッフも育つんですよ。



松島さんは普段オフィスで働き、このショップに常駐しているわけではないそうですが、ものづくりの現場を知り尽くした松島さんの洋服解説は、とにかくディープでためになる! プロフェッショナルを目指すうえでは、この上ない環境です。

石橋 貴重な経験をさせてもらっています。カンタータの服はデザインはもちろん生地といい縫製といい唯一無二なので、自信をもって販売できますし。

だいたい勤務時間はどんな感じなんですか?

石橋 平日は11時に出勤して、13時にお店を開けます。閉店は19時で、そのあと締め作業などをして、だいたい20時前後に店を出るイメージです。

週末は10時に出勤して12時オープン、こちらも19時閉店で、やはり20時前後までが一日の流れですね。

お休みは月曜と火曜で、時期によっては多少残業が出ることもあります。

休日はどんなふうに過ごされていますか?

石橋 友達とお酒を飲みに行ったり、あとはやっぱり買い物しちゃいますね(笑)。洋服が本当に好きなので。

じゃあ今のお仕事は楽しいですか?

石橋 いろんな仕事に追われる毎日ですが、とても楽しいし、やりがいもあります。もともと大好きだった洋服に触れながら仕事ができるわけですし、普通のアパレルでは経験できないようなことも経験させてもらっていますから。服好きとしては、社割は正直これ以上望めないくらい整っています(笑)。

まだ入社1年半でイメージも湧かないと思いますが、直近の目標ってなんですか?

石橋 ほかで働いている人に負けないような専門的な知識と、今後につながる能力を身につけたいと思います!

松島さん、石橋さん、ありがとうございます! 

さいごに編集人から

というわけでインタビューをご覧になった方はお分かりかと思いますが、松島さんはものづくりにおいてもプライベートにおいても、常にものごとの真理を探している、哲学者のようなクリエイター。当然その仕事に厳しさはつきものですし、この取材においても美辞麗句でごまかすことなど一切なく、正直な思いを語ってくれました。でも本当の優しさって、「正直さ」なのかもしれませんよ?

なのではっきり言って、服に夢中になれない人や、楽しく働ければそれでいいやという方は、この職場に向いていないと思います。

ただ、ファッション業界の誰もが認める松島紳さんと一緒に働けて、その哲学を吸収しながらプロとして成長していきたい!という方にとっては、これほど糧になる職場はないと思います。〝感性だけが武器〟というファッションデザイナーさんも多いこの業界で、これほど言語化能力に長け、工場の職人さんたちと地道なやりとりを繰り返している人はほかにいませんから。ちなみに松島さんは滅多に笑顔を見せないし、お世辞を言ったりすることもないけれど、実は人情味豊かな方なので、ご心配なく。

ファッション業界でのキャリアに悩んでいる方や、他業種からの転職を考えている方は、一度その門を叩いてみてはいかがでしょうか?

募集要項

販売スタッフ

勤務地/東京都渋谷区代々木5-67-6 松浦ビル2F(cliché)

雇用形態/正社員※試用期間あり(3ヶ月)

給与・報酬等/経験・能力を考慮し決定。業績に応じて賞与あり

待遇・福利厚生/社会保険完備、交通費支給、社員割引制度、シーズンに合わせた制服貸与

勤務時間/平日は11時から、土日祝は10時からの営業準備。閉店後に片付けを含めて20時前後までが一日の流れになります。

休日休暇/週休2日・年末年始・夏季休暇・有給休暇

応募資格/
・服が好きで、誠実に向き合える方
・人と接することが好きな方
・チームで協力して働ける方

優遇条件/
・アパレル販売経験
・外国語が話せる方
・SNS運用やオンラインストア運営の経験

募集期間/採用が決まり次第終了

応募方法

ご応募の際は以下の応募フォームからお申し込みください。
選考の上、クリシェ(株式会社カルネ)採用担当者からご連絡いたします。

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