「ぼくのおじさん」が
求人広告始めました！②
赤峰幸生さんの会社
「インコントロ」で
クラシック道を極めよう！

赤峰幸生さんの会社
「インコントロ」って？

あの赤峰さんが求人を始めたと聞いたら、すぐさま応募したくなっちゃうのはよくわかりますが、まずは落ち着いて！　赤峰さんが社長を務める会社「インコントロ」は、普通のアパレル企業とは社風も仕事内容もかなり違いますから。

もともと「インコントロ」とは赤峰さんが1990年に設立した会社で、アパレル企業や百貨店、レストランなどのコンサルティングやイタリアブランドの販売代行、そしてY.AKAMINEブランドの卸売などを手がけ、近年ではオーダークロージングブランド「アカミネロイヤルライン」をベースに活動しています。

現在は会社を神奈川県川崎市の梶ヶ谷に移し、赤峰幸生さんを中心とした少数精鋭のメンバーで運営している「インコントロ」ですが、若いスタッフさんが異業種に転職することに伴い、新しい人材を募集することになりました。まずは赤峰さんに〝今回求める人材〟について聞いてみましょう！

未経験者大歓迎！
クラシックの道を歩む
ファミリーを求む

今回募集されている人材は、どんな業種なんですか？

赤峰　業務上は営業職、お客様にスーツをお薦めしてご購入いただく仕事ですが、小さな会社なので企画や生産についても覚えていただくことになります。また、私のメディア出演や講演、執筆活動のサポートなどもお願いすることになると思います。

どんな人を募集されていますか？

赤峰　やっぱりクラシックに興味がある人がいいですよね。私のセンスを学び、お客様に代弁していただく必要がありますから。ただ、それはファッションマニアがほしいという意味ではありません。洋服のみならず映画、音楽、食、民藝などのクラシックな文化全般、そして一般教養を知らずして、私の世界は理解できませんし、お客様にお伝えすることもできません。なので私からそうした知識を吸収したいという意欲のある方に来ていただきたいですね。そういう意味では年齢制限などはありませんが、若い人のほうがマッチする傾向が強いです。女性も大歓迎ですよ。あとは自動車免許は持っていてほしいです。

いわゆるアパレル経験者のほうがいいですか？

赤峰　販売や生産などの経験はもちろん考慮しますが、うちは他の会社とは全く違うので、ある意味ではまっさらな状態で来ていただきたいと思います。なので未経験者も歓迎です。

仕事の場でもあり、学びの場でもあると？

赤峰　例えばうちは郊外の職場ということもあって、お昼ご飯はみんなで自前の弁当を持ち寄っていただきます。掃除や庭の手入れもすれば、一緒に「まつや」にそばを食べに行くこともあります。お茶やコーヒーの淹れ方だって大切です。そうした暮らしの中で学べることや、洋服の仕事に活かせることって、意外と多いと思うんですよ。なので12時になったら「お昼はよそで食べてきます」みたいな方はちょっと難しいかもしれませんね。普通の企業とはちょっと違います。

ファミリーっぽい感覚ということですか？

赤峰　本当に、社員というよりファミリーだと思っています。ただ基本的には5時ぴったりに終わりますし、夜8時9時まで残業させることなんてありません。たまにみんなで食事に行くことはありますが、仕事が終わったらプライベートな時間なので、ことさら飲みに連れて行くようなこともないですね。お客様が土日に来られることもありますし、地方へトランクショーに行くこともありますが、その場合は必ず代休を取ってもらっています。

そこは現代的なんですね！　では、この会社に向いていない人ってどんな人ですか？

赤峰　うちでは効率のよいビジネスを追い求めているような方や、腰が落ち着いていない方は難しいですね。不器用でもいいのでどっしりと腰を据えて、クラシックの道を愚直に突き進められる方と出会いたいと思っています。じゃあ、ちょっと私は席を外すので、あとはスタッフのみんなに聞いてください。

スタッフが語る
赤峰さんと「インコントロ」

というわけで、現在「インコントロ」で働かれている勝さんと成田さんにバトンタッチしてお話を伺います。おふたりはどうやってこの会社に入ったんですか？

勝友則　私は大手アパレル企業のデザイナーだったのですが、当時は赤峰がその企業のコンサルタントを務めていた縁もあり、コロナ禍のタイミングでこちらにお世話になりました。

成田幸樹　私はもともと、YouTubeを通して「赤峰先生」のファンだったんです。当時は大学の医学部に通っていたのですが、勉強ばかりの毎日で人生の目標を見失っている時期に先生のYouTubeに出会い、洋服という夢ができました。そして「赤峰先生のもとで働きたいです！」とInstagramのDMで直訴して、大学を中退したうえでお世話になったんです。なので入社時は完全に未経験者でしたが、前任の方から生産管理について一から教わりました。

な、なんと成田さんは医学部中退なんですか!?　多彩なキャリアの方が働いているんですね。皆さんの仕事における1日ってどんな感じなんですか？

勝　うちの始業は9時からですが、8時半すぎには出社して「めだか荘」の掃除をします。その後アポイントのあるお客様をお迎えして洋服のご注文をいただき、正式な書類を制作したらファクトリーや生地屋さんに依頼。だいたい17時には退勤します。残業はほぼありません。あとは年に数回開催する地方でのトランクショーでしょうか。

始業前は掃除の時間。緑豊かな「めだか荘」ですが、落葉も多いのでこまめな掃き掃除が必要です。

来訪したお客様のオーダーの模様。「アカミネロイヤルライン」の顧客は20代の学生から70代の大企業経営者まで様々ですが、赤峰さんは決して差をつけず、ひとりひとり対等におもてなしします。スタッフのみんなは、そんな姿勢に学ぶことが多いとか。

成田　私の場合は生産管理業務なので工場とのやりとりや検品・検寸、そして素材や製品の企画開発、新規工場の開拓などがあります。

勝　ただ小さい会社なので、業務内容はそこまで厳密に決まってはいません。赤峰の取材対応など、そのときの都合に合わせて業務をシェアしています。

オフィス自体も一軒家ですし、掃除をしたり自分でお弁当をつくったり、インコントロさんのお仕事って家庭的というか、他の企業とは全く違いますよね。大手アパレル企業で働かれていた勝さんとしては、ちょっと戸惑ったのでは？

勝　そうですね（笑）。でも本来これこそが人として当然の生き方だよな、ということに気づかせてもらいました。こういうことを新鮮に感じられるか、面倒臭く思ってしまうかは、うちで働いていただくうえでの大きなポイントですよね。

仕事も暮らしも学べる会社

この仕事のやりがいって？

成田　私のような未経験者にとってはものづくりに携われること、そしてお客様にご満足いただけたときに、何よりもやりがいを感じます。

ただ「インコントロ」さんの場合、赤峰幸生さんを中心とした会社なので、他のアパレル企業とはちょっと性質が違いますよね？

成田　そうですね。弊社代表の赤峰は洋服を生活全般から捉えていますから、洋服だけではなく暮らしの知識や社会人としてのあり方まで、本当に教えてもらったことは多いですね。ただ、お客様に対してサービス精神豊富なあまり、たまに無茶振りが寄せられるので、ファクトリーとの間に入る私としては大変なときもあります（笑）。そのバランスをうまくとるのが私の仕事でしょうか。

勝　ときには赤峰から喝を入れられるので、それは覚悟してください（笑）。

なるほど、それはちゃんと言っておかなくちゃですね（笑）。皆さんにとっては職場の同僚を迎えることになるわけですが、どんな方に来てもらいたいですか？

成田　洋服好きは前提として、社会人として細かな気配りができる方でしょうか。それはお客様に対しても、生産する洋服に対しても同様です。あとは想像力を必要とする仕事である一方、意外とアナログな反復作業も多いので、どちらもポジティブに取り組める方がよいと思います。

逆に向いていない人は？

勝　弊社は赤峰幸生という人物の世界観をもとに、「アカミネロイヤルライン」の注文服をつくる企業なので、いくら洋服に詳しくても自分の世界が強すぎる方は、向いていないと思います。あとはこういうアットホームな社風が苦手な方は厳しいですね（笑）。

私もそう思います（笑）！　あとは職場環境について教えてもらえますか？

勝　弊社は東急田園都市線の梶が谷駅から徒歩１０分くらいの場所にあります。のどかな場所なんですが、品川区在住の私としてはラッシュに巻き込まれないのが嬉しいです（笑）。

成田　私は会社のすぐ近くに住んでいますが、家賃が安いので助かります（笑）。

勝　みんなでお弁当を持ち寄るのは、コンビニや飲食店が近くに少ないという理由もあるんですよ。

鳥のさえずりがBGMですね（笑）。では最後に、この仕事に興味を持った方にメッセージを！

勝　この仕事は代表の赤峰のみならず、いらっしゃるお客様からも、多くのことを吸収できる環境にあります。たとえば政治家や大企業の社長など、普通に生きていたら接点のないような方々と同じ目線でゆっくりお話しでき、その人生哲学の片鱗を学ぶことができるんです。

成田　そんな素敵なお客様から、私個人宛に「この間つくったジャケットを着ていたら周りから褒められましたよ」なんてメッセージをいただいたら、本当に嬉しいですよね。その１着は、オンラインで何百着洋服を売るのにも代え難い達成感があると思います。

勝　赤峰自身も、そうした環境で自分よりもずっと若い人からも学び、常に生き生き働き続けています。人間って一生勉強なんだな、と日々思わされる仕事であり職場ですね。

編集人からひとこと

近年は国内のみならず海外からの取材依頼も多く、タイのバンコクで講演に招かれるなど、世界的に注目度が増している赤峰幸生さん。そんな状況を鑑みると、写真や動画の撮影、または英語でのコミュニケーションを得意とする方、もしくは学びたい方ならさらに活躍できるはず。そもそも赤峰幸生さん＝「インコントロ」は自社ブランドの企画・生産のみならずイタリアンレストランのプロデュースまで手がけてきた会社ですから、状況に応じてフレキシブルに働ける方がマッチしていると思います。

お客様に洋服を買っていただくという仕事の原点を大切にしつつ、アパレルという概念だけにとらわれず、赤峰幸生さんが長きにわたって築き上げた知識や価値観を、現代の世に伝えたい！　今回の募集は業務委託契約ではありますが、そんなガッツのある方のご応募をお待ちしています。

株式会社インコントロ

⚫︎募集職種／お客様の接客、営業・販売（めだか荘に来店されるお客様の接客・全国各地のオーダー会でのフィッティング※不定期・入荷対応・商品の出荷・商品管理・付随する事務業務など）

⚫︎雇用形態／業務委託契約（試用期間3か月）

⚫︎給与／月額28万円～38万円（経験により）／賞与あり／交通費支給（月２万円まで）

⚫︎待遇・福利厚生／業務災害保険加入・社員購入制度あり　　

⚫︎勤務時間／平日9：00～17：00（朝8：40より20分掃除あり、休憩時間60分）／土日・祝日も場合により出社あり（代休あり）

⚫︎休日休暇／週休2日、夏季休暇、正月休暇あり

⚫︎応募資格／なし

⚫︎歓迎条件／販売職、接客業務の経験がある方、オーダーメイド商品の販売経験がある方、お客様ひとりひとりに真摯に向き合える方

⚫︎募集期間　随時

応募方法

ご応募やお問い合わせは株式会社インコントロの公式メールアドレス（info@incontro.jp）までお願いいたします。ご応募の際はメール本文に以下の情報をご記入ください。選考の上、 同社採用担当者からご連絡いたします。

①お名前（ふりがな）

②メールアドレス

③電話番号

④ご住所

⑤性別

⑥生年月日

⑦志望動機・自己紹介

⑧勤務開始可能日

⑨質問等